言葉の信頼を、次の時代に引き継ぐ。
文章を世に出す前に確かめる仕事は、うまくいくほど見えなくなります。防がれた誤り、起きなかった事故は、誰の目にも留まらない。その見えにくさゆえに、確かめる力は削られやすく、失われてはじめて価値に気づかれてきました。
いま、AIの登場で世の中に出る文章はかつてなく増え、書かれる速さに、確かめる力が追いついていません。誰が書いたかにかかわらず、世に出る前の文章を確かめる。表記の誤りから、事実の確認、内容の整合まで。日本が育ててきた校正・校閲の知恵を、誰もにとって身近な仕組みに変えて、言葉の信頼を次の時代に引き継ぎます。
プロフェッショナルとして、AIに向き合います。変化を受け入れる姿勢を持ち、AIを面白がりながら、新しい挑戦に柔軟に対応します。
建築家ガウディは、聖堂の工期を問われて「私のクライアントは、急いでいない」と答えたといいます。着工から百四十年を越え、中心の塔が立った現在も、聖堂の工事は続いています。日本語にも完成はありません。言語は生きていて、正しさは動き続けているからです。だからこそ私たちは、地道な努力や、実際に手を動かして突き詰めることを何よりも大切にします。
関係するすべての人に対して、等しく謙虚な精神を持って問題に挑み、対等な関係を続けるための努力を忘れません。互いの意見を価値のあるものとして耳を傾け続け、大切に扱います。